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「石川県公認・農業応援団づくり事業 じわもんライフ」様より知人経由で「日向源助」をいただく

本日の記事
1本目は
「石川県公認・農業応援団づくり事業 じわもんライフ」様より知人経由で「日向源助」をいただく
2本目は
(仮称)Yストア蟹江店の風景(part6)(愛知県海部郡)
3本目は
【備忘録】新店・改装オープン 注目情報12/10

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 平和堂中小田井店で購入した「加賀野菜源助だいこん」の記事で少し触れた「日向源助」。思わぬ形で実食することになりました。 知人のTさんが「日向源助」のプレゼントに当選され、食彩賓館にも一本おすそ分けしていただくことになったのです。
食の専門化であるTさんが「久々に感動した」と表現した逸品なので、食彩賓館としても非常に楽しみ。
プレゼントしていただいた団体と生産者は以下の通り。

 ●「石川県公認・農業応援団づくり事業 じわもんライフ」
~農業に取り組む人(農家)・農業を支える人(流通・販売・飲食など)・農業を応援する人(生活者・企業・団体)を巻き込んで、石川の農業が元気になるための応援団を形成します。
それぞれが、お互いの立場と役割を理解し、ともに考え行動を起こす事で、石川の農業の発展とふるさと石川の活性化に貢献する事を目指しています(HPより抜粋)~

日向源助部会さんよりご提供。
●日向源助部会
生産者数4戸、栽培面積110アール、生産量40t。

「日向源助」の品種について、前回記事からの引用。
~金沢で栽培されていた源助だいこんを小松市で栽培するのに適した品種にしたのが「日向源助」。
(中略)。源助だいこんは金沢市の松本さんが、愛知県で交配された宮重系統の大根を、練馬系の大根と交配させたのが源助だいこん。宮重系の大根を作った愛知県の人の名前が井上源助さん。なので、「源助だいこん」となったとか。さらに松本さんから原種を分けてもらったのが日向さん。 ~

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 なにしろ、先日、ブログで書いたことが現実になったことに感動したのですが、久々にちょっとした感激も味わいました。
生鮮3部門を経験していて、その中でも青果は20年ほど在籍した部門なので愛着もある。青果バイヤー時代に全国各地・海外までいろいろと行かせていただき、各地の生産者・市場関係者の方々とお話をさせていただきました。
そういった体験の中で、野菜は「氏・育ち・たて・頃」が大事なことは承知していましたが、その中でも「(採れ)たて」が一番重要と思っておりました。今回、日向源助を実食させていただき、「氏」も重要であることを痛感しました。野菜はやはり「氏・育ち・たて・頃」すべてが肝要。

 最初から、お話したいと思います。
旧知のTさんが食彩賓館のブログを見て、加賀野菜源助だいこんと日向源助の比較をしたがっていることを知り、わざわざ「じわもんライフ」さんのサイトで募集していた日向源助のプレゼント企画(モニター募集)に応募してくれました。その企画にたまたま当選したのですが、じわもんライフさんから到着した日向源助は、Tさんに言わせると「宝石のように光っていた」ということです。
畑で抜きたてを洗浄し、そのまま宅配便に乗せてくれたのでしょう。今まで見た大根の中ではピカイチの光沢だったそうです。
↓ Tさん撮影
20111203_1
↓ 同封されていたパンフ
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感動したTさんから「すぐに取りにきて」という連絡を受け、到着日の夜、Tさんの住むO市へ取に行きました。お互いの感想を後で連絡し合うことにして、当日は野菜庫に新聞紙を巻いて保管。
翌日、朝にサラダと大根おろしでいただきました。
 食卓に出る前に台所から「おいし~」という声が。妻がツマミ食い。これがツマ(ケン)だったら、妻がツマをツマミ食い・・・だったのに[E:wink]。

 まず、驚いたのが、「甘み」の質が違うということ。あっさりとした甘みとジューシーな大根おろしだけで充分おかずになる。シラスを用意していたが、結局大根おろしだけムシャムシャと食べてしまった。野菜嫌いの子供も「コレ美味しい」と言う。
大根をおろす時に生じるイソチオシアネートの生成が少ないのか辛味をあまり感じない。大根おろしに辛味を期待する人には向かないかもしれないが、この日向源助の旨さといったら[E:good]。
 さらに驚いたのが、当日の夜の煮物。煮崩れしないと聞いていたが、かなり柔らかくなるまで(時間はかからなかった)煮たのに、まったく煮崩れしない。旨みも普通の総太り大根と比べて段違い。箸でつつくと冬瓜のような感触。
おろしたものをステーキに乗せて食べてみたところ、肉の味が格段に良くなる。しかも和牛バラやイチボの油っこさがなくなり、甘みが旨みに変化。肉との愛称がバツグンであることも新発見。
ということで、妻が作ってくれたのが「みぞれ煮」。豚バラ肉と白菜の上に日向源助の大根おろしをたっぷり乗せる。
「ウマイッ」。
100g68円の特売豚肉の味を極上の味に引き立てる日向源助。

 久々に野菜を食べて感激した。
むか~し、新潟県の長岡市場で卸の社長さんから教えていただいた地場の茶豆を食べて以来の感激。その時も、鶴岡のだだちゃ豆や新潟の黒崎豆などのブランド品がイチバンと思っていた若き食彩賓館をノックアウトした逸品だったのですが、今回の日向源助はそれ以来の感激。

 肉と愛称が良いことも確認できました。
食彩賓館のような後期中年男性が肉を食べやすく(味覚的にも栄養的にも)してくれる日向源助。本当に良いものを教えていただいたことに感謝。

 おすそ分けしてくれたTさん。
そして、じわもんライフの方。
何よりも、生産者の日向源助部会の生産者の皆さんに感謝。

大根1本でこんなに感激できるんです。
ありがとう。日向源助!!

注意: 食彩賓館とじわもんライフさんとは直接のつながりはありません。よって販売促進のための記事ではなく、あくまで個人の感想として記事にしました。
また、文中の感想はTさんの意見も含めて記事にしています。Tさんありがとう。
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